ヨガとは、単なる身体技法ではありません。
古代インドで何千年にもわたり受け継がれてきたヨガは、身体を整える方法であると同時に、人生を深く理解し、本来の自分を知り、変化の中をより自由に、より誠実に生きるための智慧です。
現代では、「ヨガ=ポーズ」というイメージが広く知られています。
もちろん、アーサナ(ポーズ)、呼吸法、瞑想は、心身を整えるための大切な実践です。
しかし、本来のヨガは、それだけにとどまりません。
ヨガが長い歴史の中で問い続けてきたのは、
「私は何者なのか。」
「人はなぜ苦しみ、どうすれば自由になれるのか。」
「どのように生きることが、本当の幸せなのか。」
という、人間存在そのものへの問いです。
RISHIKESH YOGASHALAでは、ヨガを資格取得や身体技法の習得だけに限定せず、哲学、瞑想、呼吸法、アーユルヴェーダ、インドの智慧、内観、日々の人間関係、そして人生そのものを含む、「生きるヨガ」として伝えてきました。
Yoga Wisdomは、その学びを、誰もが自由に読むことのできる知識アーカイブとして残していくために育てている場所です。
ヨガ哲学。
インドの智慧。
瞑想と意識。
アーユルヴェーダ。
魂の成熟。
人生の転機。
愛と喪失。
カルマとダルマ。
そして、「どのように生きるか」という問い。
一つひとつの記事を通して、古代インドの智慧を、現代を生きる私たちの暮らしや人生に結び付けながら探究しています。
Yoga Wisdomには、最初から順番に読まなければならない決まりはありません。
今のご自身の心に響くテーマや、人生の中で向き合っている問いから、自由に読み始めていただけます。
それぞれの人生の季節に合わせて、必要な記事と出会っていただけたらと思います。
ヨガ発祥の地・リシケシをはじめ、インドに息づく哲学、祈り、文化、家族観、自然観、人との関わり方を通して、生きる智慧を見つめるカテゴリーです。
インドは、急速な経済発展と多様な社会を持つ現代国家である一方、人間とは何か、幸せとは何か、どのように生きるべきかという問いを、何千年にもわたり育んできた国でもあります。
ここでは、観光地としてのインドを紹介するのではなく、その土地の暮らしや人々との出会いを通して見えてきた、ヨガの背景にある価値観をお伝えします。
ヨーガ・スートラ、バガヴァッド・ギーター、ヴェーダーンタ、瞑想、呼吸法、意識、自己探究などを通して、ヨガの本質を学ぶカテゴリーです。
古代の経典や哲学を、知識として紹介するだけではありません。
それらの教えが、現代の仕事、人間関係、感情、選択、葛藤、孤独、幸福、老い、生と死に、どのようにつながっているのかを考えていきます。
ヨガ哲学は、日常から離れた難解な思想ではありません。
私たちが迷ったとき、苦しんだとき、人生の方向を見失ったときに、自分自身の内側へ還るための実践的な智慧です。
人生の試練、喪失、空白期間、カルマ、ダルマ、人生の使命、奉仕、人生後半の生き方などを、ヨガ哲学の視点から探究するカテゴリーです。
人生には、努力だけでは説明できない出来事があります。
そのような出来事を、単なる失敗や不幸として終わらせるのではなく、人生が私たちに何を問いかけているのかという視点から見つめ直します。
Yoga Wisdomでは、一つのテーマを断片的に扱うのではなく、複数の記事を通して継続的に深く学べるシリーズを掲載しています。
それぞれのシリーズが一冊の本のようにつながりながら、ヨガ哲学、人生観、意識、魂の成熟について、異なる角度から探究していきます。
ヨガ発祥の地・リシケシでの暮らしや学び、人々との対話を通して出会った、インドの価値観と生きる智慧を綴るシリーズです。
サティヤプレーマが2012年に初めてリシケシを訪れて以来、四十回以上インドへ通い続ける中で学んできたのは、経典に書かれた知識だけではありませんでした。
そして、ヨガが特別な時間だけのものではなく、日々の暮らしの中に息づいている姿でした。
インドを美化するのでも、異文化として紹介するのでもなく、その風土が何千年にもわたり育んできた人生観を、現代の私たちの暮らしへとつなげていきます。
人生に訪れる試練や変化を、魂の成熟という視点から見つめ直していくシリーズです。
私たちは、順調に進んでいるときよりも、立ち止まらざるを得なくなったときに、自分の本当の気持ちや、生き方の根幹に向き合うことがあります。
これらを、安易な楽観論や精神論で片付けるのではなく、苦しみの中でも誠意や愛を失わずに生きるための智慧として考えていきます。
ヨガ哲学、ヴェーダーンタ、ウパニシャッド、瞑想、意識、死生観、カルマなどを通して、目に見える現実の背後にある世界観を探究するシリーズです。
古代インドの賢者たちは、世界や自己の本質について、単なる信仰として語ったのではありません。
長い瞑想と内的探究を通して、意識とは何か、自己とは何か、死とは何かを問い続けました。
このシリーズでは、宗教的な断定や神秘主義に偏ることなく、ヨガ哲学が見つめてきた意識の世界を、現代の心理学や科学との対話も交えながら考えていきます。
なぜ、人生では似たような課題が繰り返されるのでしょうか。
なぜ、ある人との出会いが人生を大きく変え、ある別れが自分自身を深く見つめ直す契機になるのでしょうか。
このシリーズでは、カルマ、自由意志、サンスカーラ、魂の学び、人との関係、本来の自己について、ヨガ哲学をもとに探究します。
ここで扱う「魂の契約」とは、未来を決め付ける運命論でも、過去世を断定するための考え方でもありません。
人生で経験する出来事や人間関係を通して、私たちは何を学び、どのような選択を重ねていくのか。
その問いを、自分自身の人生へ静かに戻していくためのシリーズです。
更年期や人生後半を、単なる身体的な変化としてではなく、女性の成熟と人生の転換期として見つめるシリーズです。
女性の身体と心は、月経、妊娠、出産、更年期、老年期を通して大きく変化します。
しかし、現代社会では、その変化を不調や衰えとしてのみ捉えてしまうことがあります。
このシリーズでは、ヨガ、アーユルヴェーダ、女性のライフサイクル、心理的成熟という視点から、更年期以降の人生を見つめ直します。
何かを失う時期ではなく、外側の役割から少しずつ自由になり、本来の自分へ還っていく時間として、女性の人生後半を考えていきます。
RISHIKESH YOGASHALAは、インド・リシケシを拠点に、伝統的なヨガを日本語で体系的に学ぶための教育を続けてきました。
私たちが大切にしているのは、知識を一方的に伝えることではありません。
教えを暗記するのではなく、それぞれが自分の人生に引き寄せて考え、日常の中で実践し、対話を通して理解を深めていくことです。
ヨガ哲学、瞑想、呼吸法、アーユルヴェーダ、インドの智慧、内観、生き方。
これらは本来、別々の専門分野ではありません。
そして、自分はどのように生きたいのかを問い続けること。
そのすべてが、一つのヨガの道につながっています。
Yoga Wisdomでは、RISHIKESH YOGASHALA代表サティヤプレーマが、2007年よりヨガとピラティスの指導に携わり、2012年に初めてインド・リシケシを訪れて以来、四十回以上にわたり現地で学び続けてきた経験をもとに記事を執筆しています。
経典や哲学の知識だけでなく、長年の指導現場で出会ってきた一人ひとりの人生、インドでの生活、人々との対話、瞑想、学び、そして自らの人生経験を通して得てきた理解を、現代の言葉で丁寧に伝えることを目指しています。
難解な哲学を難解なまま語るのではなく、その本質を損なうことなく、現代を生きる人が自分自身の人生と結び付けて読める形にすること。
それが、Yoga Wisdomの役割です。
Yoga Wisdomは、講座への申込みを促すためだけのコラムではありません。
ヨガの智慧を必要とする方が、立場や環境にかかわらず、自由に学べる場所でありたいと考えています。
そうした一人ひとりが、必要なときに必要な智慧へたどり着けるように、記事を少しずつ積み重ねています。
一つの記事が、すぐに答えを与えるとは限りません。
しかし、ある言葉が心に残り、時間を経て、人生の別の場面で意味を持つことがあります。
ヨガ哲学とは、即座に問題を解決するための技術ではありません。
人生を通して繰り返し問い直し、少しずつ理解を深めていく智慧です。
Yoga Wisdomもまた、完成を急ぐのではなく、一冊の本、一つの図書館を育てるように、長い時間をかけて築いていきます。
現代社会では、多くの情報や役割、忙しさの中で、自分自身の感覚や人生の方向性を見失いやすくなっています。
何を選べば正しいのか。
何を成し遂げれば幸せになれるのか。
周囲の期待に応えながら、自分の本当の気持ちはどこにあるのか。
そのような問いに、外側の情報だけで答えを見つけることは難しいものです。
だからこそ今、ヨガは単なる運動ではなく、「どのように生きるか」を静かに見つめ直す智慧として、改めて必要とされているのかもしれません。
ヨガは、新しい自分になるためのものではありません。
何か特別な存在になるためのものでもありません。
日々の経験や人との関わりを通して、自分の内側にある静けさ、誠意、善性、愛を少しずつ思い出していく旅です。
Yoga Wisdomが、人生の答えを与える場所ではなく、読者の皆さまがご自身の内側にある答えへ近づくための、静かな灯となれたなら幸いです。
RISHIKESH YOGASHALA
Yoga Wisdom
サティヤプレーマ

興味のあるテーマから、自由に読み進めてください。
最新の記事から読んでいただいても、シリーズの最初から一冊の本のように読み進めていただいても、それぞれに新しい発見があるでしょう。
ヨガ哲学の智慧を、講義、対話、瞑想、身体実践を通してさらに深く学びたい方は、RISHIKESH YOGASHALAの各講座や指導者養成コースもご覧ください。