二年以上に及ぶ遠距離結婚を経て、ようやく始まった日本での結婚生活。しかし夫の飲酒問題は、私の中に眠っていた大きな怒りを呼び覚ましました。普段ほとんど怒ることのない私が、自分でも驚くほど感情を爆発させていたのです。それは単なる夫婦問題ではなく、自分自身の古い傷と向き合う旅の始まりでした。
2013年4月。インドで結婚した私たち。しかし結婚したからといって、すぐに夫婦として暮らせるわけではありませんでした。入国審査での強制送還、偽装結婚の疑い、インドでの裁判婚、日本での婚姻手続きと在留資格申請。二年以上に及んだ遠距離結婚と、想像を超える現実との闘いについて綴ります。
2013年4月5日。私はインド・リシケシで結婚しました。しかし、それは多くの人が思い描くような華やかな結婚式ではありませんでした。日本でもインドでも反対され、誰からも祝福されることの少なかった結婚。けれど私は迷いませんでした。小さな寺院で交わした祈りと誓い。そして、自ら選んだ人生に責任を持つという覚悟。その日の静かな決意を振り返ります。
インドでプロポーズを受けた後、私は家族や友人、生徒さんたちに結婚の意思を伝えました。しかし返ってきたのは祝福ではなく猛反対でした。年齢差、国籍、文化の違い、未成年の子どもたちの存在。反対される理由はいくらでもありました。それでも私は迷いませんでした。その選択がどのような未来へ繋がろうとも、そこには必ず学びと成長があると信じていたからです。
インド・リシケシで出会った一人の男性との対話は、アシュラムでの学びと並行して毎日のように続いていました。恋愛感情も再婚の意思もなかった私。しかし、ある日プロポーズされる未来を夢やビジョンで先に知ることになります。そして不思議なことに、自分がどのような返事をするのかも分かっていました。人生で初めて経験した不思議な出来事について綴ります。
2012年11月、初めて訪れたインド。実はリシケシへ到着する前、私は危険な出来事に巻き込まれ、人間不信に近い状態になっていました。そんな中で出会った一人のインド人男性。恋愛感情ではなく、「こんな人がいるのか」という衝撃。そして初めて、自分が見ている世界を共有できる相手に出会った不思議な体験について綴ります。
2012年、八王子にヨガスタジオを開設した私は、多くの生徒さんとの出会いを通して、人生や死生観、人間関係の悩みに触れるようになりました。しかし、私は人生の意味を探しにインドへ行ったわけではありません。幼少期からの探究やうつ病の経験を通じて、自分なりの答えはすでに持っていました。それでも、生徒さんに対してより誠実でありたい。その想いから、ヨガ発祥の地インドへ学びに向かうことを決意したのです。
三十代半ばでうつ病を経験した私にとって、回復への道は思いがけない形で始まりました。母に誘われて通い始めたスポーツクラブ、エアロビクスとの出会い、社会復帰、そして再び訪れた挫折。そのすべてが後になって振り返ると、人生が静かに新しい方向へ動き始めるための大切なプロセスだったように思います。
幼い頃から抱いていた「人生とは何か」「人はなぜ傷つけ合うのか」という問い。その答えを求めて、私は本を読み、日記を書き、自分自身との対話を続けてきました。さまざまな宗教や思想に触れる中で気づいた共通の真理、そして後にヨガ哲学との出会いへと繋がる探究の日々を振り返ります。
幼い頃から私の中には、ひとつの変わらない願いがありました。それは愛に正直に生きること、誠実であることです。しかし現実の世界は、私が感じていたものとは違っていました。人は傷つけ合い、争い、ときには利用し合う。その姿に深く傷つきながらも、私は人生の意味を探し続けてきました。これは、後にヨガ哲学や魂の探究へと繋がっていく、私の原点の物語です。